こんばんは、音楽撮影プロデューサーの宮原那由太です。
皆さん、ルアーフィッシングとかやったことありますか?
僕、昔、コロコロコミックの「グランダー武蔵」って漫画にあこがれていて、一瞬ルアーフィッシングをやっていたことがあるんです。
で、その時の笑い話がありまして。
僕はその当時、親に道具を買ってもらって、意気揚々と近くの湖に行ったんですよね。
で、その湖で色々とルアーを付けて釣りをしていたんです。
しかし、なんと1匹も魚が釣れなかったんですよ。
これは後から聞いた話だったのですが、ルアーフィッシングでメインの目的にしている、ブラックバスという魚、
僕が当時行っていた湖にはいない魚だったらしく、そもそもその湖で釣りをすること自体が間違っていたみたいだったんですよ…
結局、僕は1匹も魚を釣ることなく、ルアーフィッシングを辞めてしまいました。
当時、高いお金を親に出してもらって、道具一式をそろえたのが本当に申し訳なかったです。
しかも、最初にスピニングリールを買ってもらったのに、もっと本格的にやりたいと思って、ベイトリールまで買ってもらったんですよ…
思い出はバックラッシュだけでしたね…
僕に必要だったのは、釣り竿を新しくすることではありませんでした。
「ブラックバスはどこにいるのか?」という情報を手に入れて、ブラックバスのいる湖に行くということが大切だったんだなーと思ったのです。
ただ、当時はインターネットも発達してなかったし、釣りの雑誌を読むこともなかったし、ブラックバスがどこにいるかもわからなかったんですよね。
この記事のタイトルにある、「魚群探知機」っていうのは、そういうことです。
魚が釣れない原因は、釣るための道具が悪いからではありません。
魚がどこにいるか探す術を持つということが必要なんだということです。
そして、
これは魚釣りに限った話ではなく、音楽のファンをどうやって作るかとか、もっと広く言えば、自分のビジネスをどうやって人に届けるかという話と、非常に似ていると思います。
自分が何かビジネスをする上で、自分の商品を、誰に売ればいいか。
成果物のクオリティを上げることはもちろん大事ですが、その商品を必要としている人がどこにいるのか、きちんと探しているでしょうか?
商品があるなら、それを欲している人がどこにいるかをきちんと調べ、考え、その人たちに向けて発信していかなといけないのです。
ミュージシャンだって、自分たちの音楽を、ネットで闇雲に公開するのではなく、もっと、自分たちの音楽が、誰に響くのか、誰に届けようと思っているのか、そのような人たちが何を求め、どこに集まるかなどを、まず考えないといけないんじゃないかな、と思うわけです。
あなたは、ブラックバスのいない湖に、何回もルアーをキャストしている状態になっていませんか?
それでは、どんなにいいルアーを持っていても、どんなにいい竿を持っていても、魚は一匹も釣れません。
逆に、ブラックバスがたくさんいる湖でフィッシングをすれば、もっと少ない労力で、釣りを楽しむことができるんじゃないかなと、そう思うわけです。
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魚が釣れないなら、釣り竿を新しくする前に、魚群探知機を買おう。
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