こんばんは、音楽撮影プロデューサーの宮原那由太です。
皆さん、音楽は好きですか?
音楽がないと生きていけないくらい、音楽が好きでしょうか?
音楽を仕事にしたい、そのために頑張っている状態でしょうか?
僕は、2015年の6月で会社を辞め、7月から「音楽撮影プロデューサー」として活動をしています。
そして、色々なミュージシャンに会い、話をしてきました。
色々な考えを持っている人が、それぞれの想いを胸に、日々音楽と向かい合っているのが分かります。
しかし、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。
音楽のために、あなたの人生を犠牲にしないでほしい、ということです。
僕が今まで出会った人の中には、どうも、「音楽のプロになる」という想いにとらわれすぎている人が多いような気がします。
自分が音楽が好きで、音楽を仕事にしたい、そのために音楽を一生懸命やっているし、音楽で飯を食うようになるのが人生の目標、音楽、音楽、音楽…という考え方です。
それは、確かに尊い考えのように思いますし、他人から見てもかっこいい生き方なのかもしれない、普通のサラリーマンなんかはあこがれるくらい、自分のやりたいことをやっているような、そういう風に見えているかもしれません。
しかし、今の自分の音楽活動に、「自分の人生を犠牲にしている」という感覚はありますか?
もしそういう感覚があるなら、一度手を胸に当てて考えてほしいと思います。
果たして、あなたの人生は、音楽に捧げられるほど、犠牲にできるものなのかどうか。
あなたの人生が、音楽というものに振り回されていないかということを。
僕は、何度もブログで言っていますが、職業ミュージシャンを増やしたいです。
しかし、それは、「職業ミュージシャンがその人の天職である」という人がいた場合に、その人を正しい道にエスコートするという意味であり、「プロを目指すすべての人をプロにする」という意味ではありません。
僕は、その人が、音楽のプロになるべきではない人がいたら、プロを目指す以外の道を進めるかもしれません。
なぜなら、その人の人生を、音楽によって壊したくないからです。
人生の価値は、音楽よりも高いはずです。
音楽のためにあなたの人生があると思っているなら、ちょっと考えてほしい。
あなたの人生が豊かになるためのツールとして、音楽が存在しているんだと思います。
音楽があった方が、あなたの人生が楽しくなる、豊かになる、音楽があるおかげで人生に色がついていていく、それが本来あるべき姿です。
音楽が好きだ。
それは素晴らしいことです。
しかし、音楽を仕事にするかどうかは、それよりかなり先の考え方です。
聞くのが楽しい、演奏するのが楽しい、それは仕事にしなくても大丈夫なのです。
音楽のためにあなたの人生があるのではありません。
あなたの人生のために音楽があるのです。
決して、音楽をするために、自分の人生を犠牲にしないでください。
そして、もし音楽に対する考えが変わっても、音楽を嫌いにならないで下さい。
あなたが音楽から逃げなければ、音楽はあなたから逃げません。
音楽は、ただそこに存在しています。
音楽とどう関わるのかは、あなたの考え方次第なのです。
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音楽のためにあなたの人生があるのではなく、あなたの人生のために音楽がある。
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