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Channel: 音楽活動を一生続けるためのヒント集 音楽専門カメラマン宮原那由太のブログ
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「なんで生きているか」の質問の答えと職業の関係・自分自身の今後について(3)

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こんばんは、みやびぃです。


さて、またまた前回の続きです。
前回の記事はこちら。
前々回の記事はこちら。






音楽を仕事にしたいと思っている、そしてその手段の一つに、
起業というものがあるという話までしました。





今、音楽ビジネスは大変革期を迎えています。




90年代から00年台半ばまで、いわゆるCDバブルが終わって、
今はCDが売れない時代に突入しました。
売れているのは一部のアイドルのCDだけで、
しかもそれも、楽曲が売れているというよりは、
ついてくる特典が売れているという見方の方が大きく出来ます。



じゃあ、音楽は人々から必要じゃなくなったのか?



それの答えはもちろん「NO」です。




売れなくなったのはCDであり、音楽そのものは、むしろ数も種類も増えています。
音楽の需要は増えている。でも、CDは買わなくなった。
皆さんは、どのように音楽を聞いていますか?



おそらく、ニコニコ動画やYouTube等の動画配信サイトで、無料で聞ける音楽を聞いている。
もしくは、iTunesストアから、データとして買っている。


つまり、CDという「もの」がなくても、音楽が聞けるようになったから、
わざわざCDを買う必要がなくなったのです。



インターネットの普及、ブロードバンド、光回線が、
ものすごい速さで世間に浸透していきました。
ストリーミング再生ですら、ストレスなくできる環境で、
CDという「もの」を手元に置いておく必要がなくなり、
いつでも聞きたい時に、適切なサイトにアクセスして、
必要なだけ音楽を聞く。
もしくは、どうしても手元に音源がほしければ、
データとして一曲づつ購入する。




CDを作る、という、レコード会社の仕事が、
どんどん需要が低くなってきていると思います。
逆に、無料で聞ける音楽、データで買える音楽というのが主流になる。
また、無料で音楽が聞けるサイトに、広告を貼れば、それだけで広告収入が得られるようになり、TV局と同じような収入源を作ることができる。



これなら、自分の力でもできるのではないか?
個人的にはそう思います。





CDを売るのではなく、曲を聞いてもらうことで広告収入を得る、
もしくはデータとして楽曲を一つづつバラ売りにする。
大切なのは、一曲一曲をきちんと売り出すこと、
例えば全ての曲にPVをつけることなどであり、
カップリングをどうするかとか、ジャケットをどうするかとか、
そういうものは一時代前のことになると思います。




つまり、既存のレコード会社のやっていることから、
大きく方向転換して、
「CDを売らない」会社で音楽を売っていく、というのが、目標です。




もちろん、自分で商売をした経験はほとんどありませんし、
お金の流れ・法律・アーティストの確保など、やらないといけないことは沢山あります。
また、2014年のうちにその事業ができるとも思っていません。
やるとしたら、もう少し前段階の、まずはもっと違うところから、自分でビジネスをして、
軌道に乗ってきたらレーベルを立ち上げる、というようなやり方にしていきたいと、
今はそう思っています。



もちろん、途中でどこかのレコード会社に就職が決まれば、そっちに行きます。
さっき言っていることと矛盾していますが、
既存の会社に入るほうがリスクも低く、やり方も勉強できますからね。






この話はひとまずここで終了とさせてください。
またその気になったら記事にさせていただきます。


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