こんばんは、宮原那由太です。
たまには音楽ではなく、新社会人向けにブログを書きます。
僕は前の会社に就職した当時、色々な先輩方に言われた言葉があります。
それが、
「学生時代に習ったことは役に立たないからな!」という言葉です。
会社に入ると、学生時代に経験したことのない、色々なことが起こります。
そして、それらに対して、学生時代の経験だけで乗り切ろうとすると、痛い目を見ることが多い。
だからこそ、自意識過剰にならず、謙虚に、社会人として色々なことを、これから経験してほしい、という趣旨なんだと思います。
実際、この言葉は、色々な会社で新入社員に対して言われることなのではないでしょうか。
僕は、この言葉が大っ嫌いなのです。
学生時代に習ったことが役に立たないかどうかは、自分次第だから。
勝手に決めつけないでほしいですよね。
確かに、学生時代にならったこと「だけ」で仕事ができるようになるわけではありません。
必ず、新しいことをその職場で身に着けないと、日常の業務なんてできるようにならないでしょう。
でも、「学生時代に習ったこと」が、それに全く関係していないなんてとても思えない。
実際、僕は仕事をしていくうえで、いくつもの場所で、かつて習ったことがあることから知識を拝借して、仕事に活かした経験もありました。
まぁ、どうでもいいやと思ったので、「学生時代に習いました」とは言わなかったですけどね。
僕は思うのですが、
「自分の持っているスキルをどう活かすか」というのも、一つのスキルだと思うのです。
それが優れていれば、学生時代に学んだ様々な経験を、十分仕事に活かすことができる。
むしろ、それこそが、自分が仕事をやっていく中で、他の人間との差別化を図る、武器になるんじゃないかって考えています。
じゃあ、なぜ職場の先輩方は、「学生時代に習ったことは役に立たないからな!」というのか。
それは、
「学生時代に習ったことは役に立たないからな!現に俺は役に立たなかったぞ!」
というメッセージだと思って下さい。
つまり、そういうことを言っちゃう人は、「自分の持っているスキルを活かす」というスキルが低いということです。
「学生時代に習ったことは役に立たないからな!」という先輩がいたら、心の中で、「まぁ、あなたはそうだったんでしょうね」と思ってあげてください。
そして、存分に、学生時代に身に着けたスキルを使って、職場の皆さんをうならせて下さい。
そして、後輩ができたら、
「学生時代に習ったことが役に立つかどうかは、お前次第だ!」
と、胸を張って言ってあげてくださいね。