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Channel: 音楽活動を一生続けるためのヒント集 音楽専門カメラマン宮原那由太のブログ
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ライブを沢山していないと不安になってしまう貴方へ

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こんばんは、宮原那由太です。

 

 

 

 

音楽やっている皆さん、

ライブはどのくらいのペースでやっていますか?

月に1回?2回?3回?毎週1回?それ以上?

もしくは、数か月に1回、もしくは年に数えるほどという方もいるでしょう。

ただ、多くのミュージシャンにとって、ライブというのは、自分の音楽を人に聞いてもらえる機会なので、定期的に出演しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

で、中にはこんな人もいるのではないでしょうか。

「来月ライブ一本も決まってない!やばいなー何かライブ出なきゃ!」

とか、

「今月ライブ1回しかやってないな…ちょっと少なすぎるかも…」

というように、とにかく目の前にライブがないと不安になってしまうという方。

きっと、沢山いるのではないでしょうか。

で、ライブの本数を増やしたくて、特に出たいとも思っていないブッキングの話があったらすぐに飛びついて、無理矢理にでもライブの本数を稼ごうとしてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は思うのですが、

無理してライブを沢山しなくたっていいんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、ライブって、特別な場だし、自分の演奏を聴いてもらえる大切な機会です。

でもですね、ミュージシャンの皆さん、あまりにもライブにばかり目を向けすぎて、もっと大事なことを見ていないんじゃないかと思うのですよ。

 

 

 

 

 

 

例えば、月に2~3回のブッキングライブをするなら、それはノルマはクリアできているのか?

もしノルマが満たせない状態なのに月に2回も3回もライブをしたら、それは残りのノルマ代を自分たちで負担しなければいけなくなってしまう。

だったら、ライブをするより前に、自分たちのファンを、ライブハウスの外でどうやって作るかを先に考える必要があるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

ライブでお客さんを増やす、というのは、たいていの場合は他のバンドを見に来たお客さんがターゲットになっているから、もしライブ活動自体でファンが増えるのであれば、それは他のバンドのお客さんを取ってしまうことになるかもしれないですからね。

 

 

 

 

 

 

前にも書きましたが、ライブでノルマを払うということを半年でも我慢すれば、本来ノルマとして払うべきお金が、10万円はすぐに溜まるでしょう。

それだけの資金があれば、HPを新しくしたり、物販を作ったり、簡単なCDを作ったり、PVを作ったり、何か広告を出して自分たちの存在をアピールしたり、色々なことができるのです。

しかし、お客さんが増えない状態でライブを続けていると、これらのことはずっとできないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そもそも、好きなアーティストのライブに、あなた自身は年に何回くらい行きますか?

音楽をやっている人なら毎月1回行ったりするかもしれないですが、普通の人はそもそもライブにそんな、月に何回も足を運んだりしないでしょう。

なのに、自分たちが月に何回もライブをして、同じ人を呼ぼうとしているなら、それはちょっと考えた方がいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

20人のノルマを毎回のライブで達成したいなら、それの5倍~10倍くらいの数のファンがいないと難しいんじゃないか。

だったら、ライブよりも、他にやるべきことが、まだまだたくさんある。

「ライブにでなくちゃ!」という強迫観念は、他でもない自分自身が作り出している幻想かもしれない。

もし、何も考えずにライブを沢山やらないといけないと思い込んでる人は、一度考える時間を作ってほしいと思います。


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